专利摘要:
制御装置(D)は、コンテンツを記憶することができるユーザの通信機器(CE)が結合された通信ネットワークに接続されたネットワーク機器(CS)に属する。この制御装置(D)は、i)少なくともユーザ情報から収集物のコンテンツのそれぞれの人気度を求め、少なくともその求められたコンテンツ人気度から、この収集物のコンテンツ毎の複製の数を求めるよう構成された第1の解析手段(A1)、及び/又は、ii)コンテンツ・レーティングからユーザのコンテンツ選好を求めるよう構成された第2の解析手段(A2)、並びに、iii)ユーザによる当該コンテンツへのアクセスを最適化するために、求められたコンテンツ複製数及び/又は求められたユーザのコンテンツ選好から、各コンテンツの複製を記憶するための位置を求めるよう構成された計算手段(CM)を備える。
公开号:JP2011507375A
申请号:JP2010537415
申请日:2008-12-09
公开日:2011-03-03
发明作者:ディオット,クリストフ;トモゼイ,ダン−クリスティアン;マッソウリ,ローレン
申请人:トムソン ライセンシングThomson Licensing;
IPC主号:H04N7-173
专利说明:

[0001] 本発明は、例えば、ビデオオンデマンド(VOD)サービスなどのコンテンツ配信サービスに関する。]
[0002] ここでは、「コンテンツ配信サービス」は、通信ネットワークを介してサービス・プロバイダによって提供されるコンテンツをクライアントがダウンロードすることを可能にするサービスを意味している。]
背景技術

[0003] 当業者が知っているように、インターネットに接続しているユーザにVODサービスなどのコンテンツ配信サービスを提供するための伝統的なアーキテクチャは、サービス・プロバイダによって管理され、通信ネットワークに接続されたサーバから所望のコンテンツをユーザ(クライアント)がダウンロードするクライアントサーバ・アーキテクチャである。]
[0004] 最近では、ピアツーピア(P2P)手法に基づいた解決策が開発されている。前述のピアツーピアの解決策の第1の世代では、ユーザは、一時的に自分自身が使用するためにダウンロードするコンテンツを記憶することに対してしか認可されていない。その結果、ユーザは、同じコンテンツを現在消費している他のユーザ、又はコンテンツ・サーバからのみの関心コンテンツをダウンロードし得る。]
[0005] ここ数年で、より強力なピアツーピア・アーキテクチャが提案されている。前述のアーキテクチャでは、ユーザは、直ちに関心がある訳でないコンテンツを事前にダウンロードすることが可能であるが、将来、関心のある他のユーザに対応し得る。前述のアーキテクチャは、目標サービス品質を満たすことが必要なインフラストラクチャ(サーバ)の資源量を削減し、インフラストラクチャ開発のコスト全体を削減することが意図されている。
前述のアーキテクチャを例えば、以下の2つの特定のコンテキストにおいて使用することが可能である。]
[0006] 「オープン・インターネット」コンテキスト(又は制御可能でないオープン環境)では、ユーザは、互いに相互作用し、インターネットに接続されたパソコン(より一般的には通信機器を)介してインフラストラクチャ・サーバと相互作用する。よって、ユーザ自体によって管理される事前のコンテンツ記憶は、ユーザのパソコン(又は機器)のハード・ディスク上で容易に行うことが可能である。]
[0007] 「エッジ・デバイス・ネットワーク」というコンテキストでは、相互作用する構成部分は、ユーザの宅内設備に配置された、(DSL又はケーブルによって接続された)家庭内ゲートウェイ又はセットトップ・ボックス(STB)である。前述のコンテキストでは、エッジ・デバイスは全て、ユーザが加入するインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)によって制御することが可能である。よって、コンテンツの事前の記憶は、前述のエッジ・デバイスのハード・ディスク上で行うことが可能である。]
[0008] 前述のP2Pアーキテクチャの恩恵全てを受けるために、どのコンテンツを事前に記憶し、それをどこに記憶するかに関する適切な決定を行うことが重要である。前述の課題は、「Push−to−Peer Video−on−Demand system: design and evaluation,IEEE Journal in Selected Areas in Communications, December 2007」と題するK. Suhの論文で特に検討されている。前述の論文では、2つのストラテジ(すなわち、「フル・ストライピング」及び「符号化ベースの」配置ストラテジ)が提案されている。前述のストラテジは、最適な成果を達成するが、それは、同じ量のデータがコンテンツ毎に記憶され、ユーザの選好に関する情報が利用可能でないという場合にのみである。]
[0009] 従来技術の文献(国際公開2007/080345号明細書。トムソン・ライセンス社)には、マルチメディア・コンテンツ配信方法及びシステムが開示されている。前述の先行PCT特許出願に開示されている上記方法は、
コンテンツ・サーバから第1のクライアント装置へのマルチメディア・コンテンツの「プッシュ」モードでの部分的なダウンロードを含む第1の工程と、
第2のクライアント装置からの「ピアツーピア」機構を介して「プル」モードにおけるマルチメディア・コンテンツの欠落している要素のダウンロードを備えた第2の工程とを含む。]
発明が解決しようとする課題

[0010] よって、本発明の目的は、前述の状況を改善することである。]
課題を解決するための手段

[0011] この目的で、本発明は、コンテンツを記憶することができるユーザの通信機器が結合された通信ネットワークに接続されたネットワーク機器に対する制御装置を提供する。上記制御装置は、
少なくともユーザ情報から収集物のコンテンツのそれぞれの人気度を求め、少なくともその求められたコンテンツからこの収集物のコンテンツ毎の複製の数を求めるよう構成された第1の解析手段、及び/又は、コンテンツ・レーティングからユーザのコンテンツ選好を求めるよう構成された第2の解析手段、並びに、
ユーザによる当該コンテンツへのアクセスを最適にするために、求められたコンテンツ複製数及び/又は求められたユーザのコンテンツ選好から各コンテンツの複製を記憶するための位置を求めるよう構成された計算手段とを含む。]
[0012] 本発明による制御装置は、別個に、又は組み合わせて検討される更なる特性を含み得る。特に、その第1の解析手段は、ユーザによるコンテンツの過去の使用、ユーザによる、コンテンツの予測された使用、及び先行してアクセスされたコンテンツに対するユーザの評価のうちの少なくとも1つを含む情報群において選ばれるユーザ情報からのコンテンツ収集物のそれぞれの人気度を求めるよう構成することができる。]
[0013] 先行してアクセスされたコンテンツの評価及び/又はコンテンツの過去の用途に関するユーザ情報を含むユーザのレポートを受け取るよう構成することができる。]
[0014] その第1の解析手段は、ネットワーク・トポロジに対する更なる情報からのコンテンツ収集物のそれぞれの人気度を求めるよう構成することもできる。]
[0015] ネットワーク・トポロジ情報は、少なくとも、ユーザ通信機器の記憶容量及び通信容量に対する情報を含み得る。]
[0016] この第1の解析手段は、収集物のコンテンツ毎にユーザから期待される、同時コンテンツ要求の数を、その求められたコンテンツ人気度から求め、ユーザ通信機器の記憶容量及び通信容量、並びに前述の求められた同時コンテンツ要求数からの選ばれた群の数におけるコンテンツの区分を求めるよう構成することができる。]
[0017] その第1の解析手段は、3つの群(少なくとも1つの選ばれたユーザ群の各ユーザの通信機器に複製を記憶しなければならないコンテンツを含む第1の群、少なくとも1つの選ばれたユーザ群の一ユーザの通信機器に複製を記憶しなければならないコンテンツを含む第2の群、及び少なくとも1つの選ばれたネットワーク機器に複製を記憶しなければならないコンテンツを含む第3の群)におけるコンテンツの区分を求めるよう構成することができる。]
[0018] 変形では、その第1の解析手段は、収集物のコンテンツ毎にユーザから期待される同時コンテンツ要求の数の平均値及び分散、並びに、ユーザ通信機器の通信容量及び記憶容量からの可変数の群におけるコンテンツの区分を求めるよう構成することができる。]
[0019] その第2の解析手段は、ユーザ・コンテンツ・レーティングから、クラスタへのユーザの区分を求め、次いで、前述のクラスタ毎のユーザ選好のモデルを求め、次いで、その求められたユーザ選好モデルから、各クラスタの各ユーザに関心がある可能性が高いコンテンツを求めるよう構成し得る。]
[0020] その第2の解析手段は、ユーザ・コンテンツ・レーティングを最大尤度手法を施すことにより、各クラスタのユーザ選好モデルを求めるよう構成することができる。
その第2の解析手段は、統計モデル(例えば、「ツリー構造のマルコフ・ランダム・フィールド」と呼ばれるもの)への各クラスタの各ユーザ選好モデルを求めるよう構成することができる。]
[0021] その計算手段は、ユーザの少なくとも一部について記憶する対象の推奨シグナリング・コンテンツを生成し、そのネットワーク機器から、対応するユーザの通信機器への前述の推奨の送信を要求するよう構成することができる。]
[0022] その計算手段は、そのネットワーク機器から、前述の対応する求められた位置における各コンテンツの複製の送信を要求するよう構成することができる。]
[0023] 本発明は、上述のものなどの制御装置を含み、コンテンツを記憶することができるユーザの通信機器が結合された通信ネットワークのネットワーク機器を提供する。]
[0024] 本発明は、通信ネットワークに結合された通信機器を備えたユーザによるコンテンツへのアクセスを最適化することが企図された方法も提供し、
少なくともユーザ情報から収集物のコンテンツのそれぞれの人気度を求め、次いで、少なくともその求められたコンテンツ人気度からこの収集物のコンテンツ毎の複製の数を求める工程、及び/又は、
コンテンツ・レーティングからユーザのコンテンツ選好を求める工程、並びに、
求められたコンテンツ複製数及び/又は求められたユーザのコンテンツ選好から、各コンテンツの複製を記憶するための位置を求める工程を含む。]
図面の簡単な説明

[0025] 本発明による制御装置の実施例の一例を備え、ユーザの通信機器及びコンテンツ・サーバにも結合された通信ネットワークに接続された制御サーバを略示した図である。]
[0026] 本発明の他の特徴及び利点は、詳細な説明、それに続く付表、及び添付図面をみると明らかになるであろう。]
[0027] 添付図面は、本発明の説明を完結させるのみならず、必要に応じて、その定義に寄与し得る。]
[0028] 本発明は、通信ネットワークCNに結合された通信機器CEを備えたユーザによる、コンテンツへのアクセスを最適化することが意図された制御装置及び関連付けられた方法を提示することを目的としている。]
[0029] 以下の説明では、コンテンツが、少なくとも1つのDSL(光ファイバ又はさもなければケーブル)を介してインターネットに接続されたユーザ通信機器CEに送信することが可能なビデオ(又は映画)であるものとする。しかし、本発明は前述の適用例に限定されるものでない。実際に、何れかのタイプのディジタル・コンテンツに関し、特に、オーディオ(又は音楽)ファイル及びデータ・ファイルに関する。]
[0030] 更に、ユーザ通信機器CEは、一方で、コンテンツの記憶が意図されたメモリ手段MMを含むか又は前述のメモリ手段MMに結合され、他方で、ピアツーピア(P2P)モードにおいてその間で通信を確立することができる状態である限り、何れのタイプであってもよい。よって、ユーザ通信機器CEは、通信モデム(又は何れかの同等の通信手段)を備えていれば、携帯情報端末(PDA)、携帯電話機又はセルラ電話機、コンテンツ受信器(ユーザの宅内設備にあるセットトップ・ボックス(STB)、若しくは家庭内ゲートウェイ)、ラップトップ・コンピュータ、固定型パソコンであり得る。よって、例えば、ビデオオンデマンド(VOD)サービスなどのコンテンツ配信サービスを提供することができれば、ユーザ通信機器CEが接続される通信ネットワークCNは、何れかのタイプ(固定又は無線)のものであり得る。
以下の説明では、ユーザ通信機器CEが、通信ネットワークCNに結合された少なくとも1つのコンテンツ・サーバCTSを備えるコンテンツ・プロバイダのクライアントであるユーザの家庭内ゲートウェイであるものとする。]
[0031] 図1に概略を示すように、本発明による制御装置Dは、少なくとも計算モジュールCM、並びに第1の解析モジュールA1、及び/又は第2の解析モジュールA2を備える。すなわち、制御装置Dは、計算モジュールCM、第1の解析モジュールA1及び第2の解析モジュールA2、又は、計算モジュールCM及び第1の解析モジュールA1、又は計算モジュールCM及び第2の解析モジュールA2を備える。] 図1
[0032] 限定的でない例に示すように、制御装置Dは、通信ネットワークCNに接続(又は結合)された、制御サーバなどのネットワーク機器CSに局所化することができる。しかし、前述の制御装置Dは、ネットワーク機器CSにも結合することができる。]
[0033] 更に、制御装置Dは好ましくは、少なくとも部分的にソフトウェア・モジュールで構成される。しかし、これは、更に、電子回路若しくはハードウェア・モジュールで、又は、ハードウェア・モジュール及びソフトウェア・モジュールの組合せ(この場合、制御装置Dは更に、ハードウェア・モジュールとソフトウェア・モジュールとの間の相互動作を可能にするソフトウェア・インタフェースも備える)で構成され得る。ソフトウェア・モジュールで専ら構成される場合、ネットワーク機器によって読み出され得る、例えば、CD−ROMなどの何れかのコンピュータ・ソフトウェア・プロダクト、又はネットワーク機器のメモリに記憶することが可能である。]
[0034] 以下の説明では、制御装置Dは、1つのコンテンツ・プロバイダのみに「属する」コンテンツの単一の収集物へのアクセスの最適化に特化するものとする。しかし、制御装置Dは、いくつかのコンテンツ・プロバイダに属するコンテンツのいくつかの収集物へのアクセスの最適化に特化し得る。]
[0035] (制御装置Dの)第1の解析モジュールA1は特に、少なくともユーザ情報から、収集物のコンテンツのそれぞれの人気度を求めることを意図している。
ここでは、「ユ—ザ情報」は、コンテンツとユーザとの間の関係を定義する情報を意味する。よって、これは、ユーザのよるコンテンツの過去の使用、先行してアクセスされたコンテンツに対するユーザ評価、又はユーザによるコンテンツの予測された使用であり得る。]
[0036] ユーザ情報の少なくとも一部を制御装置D(又はその制御サーバCS)にユーザ自体により、報告によって供給することができるということを述べることが重要である。例えば、ユーザ報告は、コンテンツのその過去の使用、及び/又は先行してアクセスされたコンテンツの評価に対するユーザ情報を含み得る。前述のユーザ報告は、自然に(例えば、周期的に)、又は制御装置Dの要求により、制御装置D(又はその制御サーバCS)にユーザ(通信)機器CEによって送信することができる。しかし、ユーザ情報の少なくとも一部は、場合によっては、それ自身のネットワーク機器近く、かつ/又は何れかの他のネットワーク・アクセス・プロバイダ近くで収集されたそのクライアントのコンテンツ消費に対するデータの解析後、サービス・プロバイダによって供給することもできる。前述の最後のユーザ情報は、更なる情報に基づいてユーザが自由に処理できる状態にする前にコンテンツ・プロバイダによって求めることができるユーザによるコンテンツの予測された使用であり得る。]
[0037] 更に、第1の解析モジュールA1は、ユーザ情報からのみならず、ユーザ機器CEの記憶容量及び通信容量などの、例えば、ネットワーク・トポロジに関する更なる情報からもコンテンツ人気度を求めることができる。]
[0038] 第1の解析モジュールA1が、収集物のコンテンツ人気度を求めると、少なくともそれ自身の求められたコンテンツ人気度から、収集物のコンテンツ毎の複製の数を求めるよう構成される。]
[0039] この目的で、第1の解析モジュールA1は例えば、それ自身の判定されたコンテンツ人気度を考慮に入れ、収集物のコンテンツ毎にユーザから期待される同時コンテンツ要求の数をまず求めることができる。次いで、同時コンテンツ要求の求められた数から、かつ、ユーザ機器CEの記憶容量及び通信容量から、選ばれた群の数へのこれらのコンテンツの区分を求めることができる。]
[0040] 前述の第1の手法では、コンテンツの区分は3つの群に行うことができる。第1の群は、「ホット」コンテンツに特化することができる。それは、少なくとも1つの選ばれたユーザ群の各ユーザの機器CEに複製を記憶しなければならないコンテンツを含む。第2の群は、「ウォーム」コンテンツに特化することができる。それは、少なくとも1つの選ばれたユーザ群の一ユーザの機器CEに複製を記憶しなければならないコンテンツを含む。第3の群は、「コールド」コンテンツに特化することができる。これは、ユーザ設備に複製を記憶しなくてよいコンテンツを含み、したがって、コンテンツ・サーバCTSなどの少なくとも1つの選ばれたネットワーク機器に記憶され、少なくとも、最初のアクセスについては、後者の近くでのみ得ることが可能である。]
[0041] 前述の第1の手法は、コンテンツ毎の同時要求の数の予測が厳密である場合に最適である。これがあてはまらない場合、第1の解析モジュールA1は第2の手法を実現しなければならない。例えば、ユーザ機器CEの記憶容量及び通信容量から、かつ、コンテンツ毎にユーザから期待され得る同時コンテンツ要求の数の平均値及び分散から、可変数の群へのコンテンツの区分を求めることができる。]
[0042] 前述の2つの手法の実現形態の更に詳細な例は付録1において説明する。]
[0043] (制御装置Dの)第2の解析モジュールAは、コンテンツ評価からユーザのコンテンツ選好を求めるよう構成される。先行してアクセスされたコンテンツそれぞれのユーザ評価を表す前述のコンテンツ・レーティングは、(自然に(例えば、周期的に)、あるいは、制御装置Dの要求で)ユーザ機器(CE)により、あるいはサービス・プロバイダによって制御装置D(又はその制御サーバCS)に送信することができる。]
[0044] ユーザ・コンテンツ選好を求めるために、第2の解析モジュールA2は例えば、まず、ユーザ・コンテンツ評価から、クラスタへのユーザの区分を求める。
この目的で、ユーザによるコンテンツの収集されたレーティングに基づいて、第2の解析モジュールA2は例えば、同じコンテンツに、顕著に異なるレーティングを与えた二ユーザが「衝突エッジ」によって関係付けられた「衝突グラフ」を作成し得る。前述のグラフは次いで、別個のユーザ・プロファイルを捕捉することが意図された別個のクラスタにユーザを分割するよう処理される。]
[0045] このクラスタ化は、衝突グラフの、そして、より厳密に言えば、衝突グラフと関連付けられたラプラシアン・マトリクスと呼ばれるスペクトル特徴(固有値及び関連付けられた固有ベクトル)の抽出に基づいて、新たな「スペクトル・クラスタ化」アルゴリズムを使用することにより、行うことが可能である。]
[0046] クラスタ化が求められると、第2の解析モジュールA2は例えば、クラスタ毎にユーザ選好のモデルを求めることができる。]
[0047] 各クラスタのユーザ選好モデルのこの最後の判定は、例えば、ユーザ・コンテンツ・レーティングに対する最大尤度手法の適用に基づき得る。これは、ある意味で、統計モデルの特定のクラスの最も可能性の高いモデルである。例えば、いわゆる「Tree−Structured Markov Random Fieldsclass」への各ユーザ選好モデルを選ぶことができる。]
[0048] 特定のクラスタのモデルが求められると、第2の解析モジュールA2は例えば、そのユーザそれぞれに関心がある可能性が最も高いコンテンツを求めるために使用することができる。]
[0049] ユーザのコンテンツ選好を求めるための前述の手法の更なる詳細は付録2に表す。]
[0050] (制御装置Dの)計算モジュールCMは、(第1の解析モジュールA1によって求められる)コンテンツ複製数、及び/又は(第2の解析モジュールA2によって求められる)ユーザのコンテンツ選好から、各コンテンツの複製を記憶するための位置を求めるよう構成される。前述の最後の判定は、評価することが期待されるユーザの機器CEに特定のコンテンツが記憶された回数を最大にすることを目的とし、したがって、ユーザによる。コンテンツへのアクセスを最適にすることを目的とする。]
[0051] 好ましくは、計算モジュールCMが各コンテンツ複製の記憶位置それぞれを求めると、ユーザの少なくとも一部について記憶する対象のコンテンツを通知する推奨を生成するよう構成される。この場合、更に、そのネットワーク機器CSから通信ネットワークCNを介して、対応するユーザの機器CEに前述の推奨を送信することを要求するよう構成される。]
[0052] 次いで、ユーザ機器CEは、(推奨において指定された)少なくとも別のユーザ機器CE、又は(推奨において指定された)少なくとも1つのコンテンツ・サーバCTSから、前述のコンテンツをダウンロードすることにより、コンテンツのその特化された推奨に従い得る。前述のダウンロードは場合によっては、ユーザの認可を受け得る。]
[0053] しかし、計算モジュールCMは、そのネットワーク機器CSからのその対応する位置における各コンテンツの複製の送信を必要とするよう構成することもできる。すなわち、コンテンツ複製送信は、ユーザ機器CEに通知することなく、自動的に行うことが可能である。]
[0054] しかし、その機器CEのメモリに「事前に」(自動的に)記憶されているコンテンツを通知することが意図された、ユーザに向けた明示的な推奨と、(コンテンツの少なくとも一部の)前述の自動送信を結合することは興味深い。本発明は、通信ネットワークCNに結合された通信機器CEを備えたユーザによる、コンテンツへのアクセスを最適にすることが意図された方法によっても検討することが可能である。]
[0055] 前述の方法は、図1を参照して前述したものなどの装置Dによって実現することができる。したがって、その主たる特性のみに以降言及する。] 図1
[0056] 本発明による方法は、
少なくともユーザ情報から収集物のコンテンツのそれぞれの人気度を求め、次いで、少なくともその求められたコンテンツ人気度からこの収集物のコンテンツ毎の複製の数を求める工程、
コンテンツ・レーティングらユーザのコンテンツ選好を求める工程、及び/又は、
求められたコンテンツ複製数及び/又は求められたユーザのコンテンツ選好から、各コンテンツの複製を記憶するための位置を求める工程
という以下の主要工程を含む。]
[0057] 本発明は、例としてのみ上述した方法及び制御装置の実施例に限定されず、本願の特許請求の範囲記載の範囲内の当業者によって検討され得る別の実施例全てを包含する。
付録1
I前提及び表記
(映画などの)F個の別個のコンテンツ(f=1乃至F)にユーザがアクセスすることを可能にすることが意図されたI個のインフラストラクチャ・ノード又はコンテンツ配信ノード(CDN)(又はコンテンツ・サーバCTS)及びP個のピア・ノード(又はユーザ機器CE)を備えたシステムを考えてみる。映画fは、Tf秒間の間、持続し、特定の固定レートBfで符号化されるものとする。持続時間及び符号化レートは、映画と無関係であるものとする。よって、それらはT及びBそれぞれによって表される。]
[0058] 各ピア・ノード(CS)は、サイズM及びアップリンク帯域容量BPの記憶空間をシステムに提供する。各インフラストラクチャ・ノード(CTS)は、アップリンク帯域容量BIを提供する。更に、各インフラストクチャ・ノード(CTS)は、F個の映画全ての複製を保存するために充分な記憶容量を有する。]
[0059] 映画fに特化したメモリの量はMfで表す。これは、ピア(ユーザ)と無関係である。これは、F個のコンテンツ(映画)のうちの1つを、どのピア・ノード(CS)が視る可能性がより高いかについて、入手可能な知識が存在していないというシナリオによって動機付けられる。前述のコンテキストでは、映画fのNf個の同時ビューイング(又は要求)がf=1,..,F全てについて開始されるフラッシュクラウド・シナリオを検討する。]
[0060] II 結果
II.1 第1の手法では、すなわち、Nf個の同時コンテンツ要求が事前に分かっており、降順ソートされた場合(Nf>Nf+1の場合)、メモリの最適な使用には、3つの群(人気度が最も高い映画(f<f1)、中位の人気度の映画(f∈{f1+1,…,f2}及び人気度が最も低い映画(f>f2))に映画を分割することがある。人気度が最も高い映画は完全にキャッシュされる(すなわち、全てのf≦f1について、Mf=BTである)。中位の人気度の映画は最小にキャッシュされる(すなわち、Mf=(BT)/P、 f∈{f1+1,…,f2}である)。最後に、人気度が最も低い映画は全くキャッシュされない。すなわち、Mf=0、f>f2である。数f1及びf2は、各ピアのメモリ使用が厳密にMであり、その専用アップリンク帯域幅BPを使用して他のピア・ノード(CS)から、中位の人気度の映画を送達することが可能であるように求められる。
(システムを同時に使用しているピア・ノード(CS)の一部分εに対応する)



の同時ビューイングの合計数の場合、CDNノード帯域幅という点での要件は、Nf個のコンテンツの人気度が全て等しい場合に最大である。その場合、CDNノード帯域幅における合計要件は(おおよそ)



となるということを示し得る。]
[0061] よって、前述の保守的なシナリオでは、システムが自給自足になる(すなわち、CDNノード・サポートに依存しない)ために充分な条件は



であるということを示し得る。]
[0062] より現実的な人気度モデルの下では、特定の正のパラメータf0及びαに対してパレート・ジフ分布



を前提とすれば、システムが自給自足であるための条件は、



であり、ここで、αは大きい。前述の不等式では、値f1は、



で求められる。]
[0063] これは、不均衡の人気度分布による節減を定性的に捕捉する。]
[0064] II.2 第2の手法では、すなわち、Nf個のコンテンツ要求が事前に分からないが、それぞれ、既知の期待値μf及び分散σ2fを備えたランダム変数で規定される場合、最適なコンテンツ分割は、3つの別々の人気度の群への固定分割によってもう求められない。その代わりに、最適なメモリ配置Mfは、以下のように定義することが可能な要求の確率論的パラメータの関数である。]
[0065] a及びbは、映画fに依存しない2つの正のパラメータである。これは、何れかの映画fを完全に又は最小にキャッシュする必要がある第1の手法(完全に知られているNf個のコンテンツ要求)と大きく異なる。ここで、キャッシュの最適な量は、平均人気度μf及び、σ2fによって反映される、その人気度の変動率によって連続して変わり得る。
付録2
nユーザ(u∈U)の組、及びm個のアイテム(コンテンツ)(i∈I)の組が存在している。各ユーザuは、アイテムiのうちの一部に、1乃至kに及ぶマーク(又はレーティング)を与える。前述のレーティング情報に基づいて、更なるユーザ選好を推定したいものである。特に、「ユーザの先行レーティング全てが分かっている場合に、「どのレーティング(又はマーク)により、ユーザuがアイテムiに割り当てられるか」などの質問に回答したいものである。Mu(i)により、前述のレーティング(又はマーキング)の真の値を表す。]
[0066] I−可変数の別個のクラスタを定義する手法
別個のクラスタにユーザuを分離するための手法を以下に説明する。適切なマトリクスのスペクトル特性に依存するいくつかの手法が過去に開発されている。本願の手法に最も近いのは、R.B. Boppanaの手法であり、「Eigenvalues and Graph Bisection: An Average−case Analysis, Proc. FOCS 1987, 第280−285ページ」に開示されている。]
[0067] 衝突マトリクスAが与えられているものとする。マトリクスAは対称であるものとし、各エントリAijは負でないものとし、本願の「協調フィルタリング」コンテキストにおける二ユーザi及びj間のコンテンツ・レーティングにわたる不一致の尺度として解釈される。対角エントリAiiは全て、0に等しい。例えば、二ユーザが、特定の閾値Tについて、少なくともT個の別々のアイテム(映画)に対して別個のレーティングを出した場合、1にセットすることが可能である。あるいは、Aijは、評価した映画の収集物にわたり、ユーザi及びjによって行われた別個のレーティングの一部を集計することが可能であり、その場合、Aijは、0乃至1の間の何れの値をとり得る。]
[0068] 目標は、インデクスの組をクラスタに分割することであり、よって、大半の衝突は、別個のクラスタからのインデクス間のものである。このコンテキストで、衝突マトリクスAのラプラシアンLを検討する。上記ラプラシアンLは、



で定義される。]
[0069] 何れのベクトルxの場合にも、



があてはまるので、ラプラシアン・マトリクスLが非負定値であるということは周知である。]
[0070] ρ1≧ρ2…ρK−1はそのK−1個の最大の固有値を表し、z(1),…,z(K−1)は、正規直交に関連付けられた固有ベクトルを表す。インデクスの組をK個の別個のクラスタに分割するために、「スペクトル・クラスタ化」と呼ばれる以下のアルゴリズムを提案する。]
[0071] 1) 各インデクスn=1,…,Nに、固有ベクトルz(1),…,z(K−1)の対応する座標を含む対応する(K−1)次ベクトルzn=(zn(1),…,zn(K−1))を関連付ける。]
[0072] 2) 特定の適切なMについて、{1,…,N}からランダムに、均一にM個のインデクスn(1),….,n(M)を選ぶ。]
[0073] 3) 繰り返す。]
[0074] 4) M個のインデクス全ての最も小さなユークリッド距離



を達成する2つのインデクスn(i)、n(j)を識別する。]
[0075] 5) n(j)を除去し、MをM−1にセットする。]
[0076] 6) M=Kになるまで繰り返す。]
[0077] 7) 残りのK個のインデクス(例えば、n(1),…,n(K))はこの場合、クラスタの代表としての役目を担う。何れかの他のインデクスnを、



における最小値を達成する前述の代表に割り当てる。]
[0078] 次いで、このアルゴリズムが、特定の統計上の前提下での特定の隠れたクラスタ構造の一部を首尾良く回復するということを次いで示す。すなわち、Boppanaによる上述の文献、及びA. Condonらによる「Algorithms for Graph Partitioning on the Planted Partition Model, Proc. 3rd Int. Workshop on Approx. Algorithms for Comb. Opt. Prob.: RANDOM−APPROX ’99」と題する文献において検討されたモデルの一般化である「配置された部分」モデルを検討する。]
[0079] 配置された部分モデルは以下の通りである。インデクスは、K個の別個のクラスタC1,…,CKに分割される。衝突値Aijはランダムであり、値は[0,1]内にあり、インデクス対(i.j)(i<j)にわたって独立である。更に、i<j全てについて、前述の変数は



を、検証するものとする。]
[0080] pはクラスタ内平均衝突を表し、qはクラスタ間平均衝突を表し、通常、q>pである。]
[0081] 前述のコンテキストでは、「上記配置された区分モデルに応じて配信される衝突マトリクスAを検討する」という定理を有する。クラスタ数Kが固定であり、インデクスの当初の数Nが大きく、クラスタCkのサイズが、minkαk>0であるような特定の固定の正のパラメータαkの場合、



を検証する。パラメータp及びqは、q>pであり、q−p=Ω(p) (6)であり、



であり、ここで、



であり、



である。]
[0082] ここで、候補クラスタの代表の当初の数Mを固定するものとする。その場合、確率(1−K(1−minkαk)M−o(1))で、上記アルゴリズムは、誤って分類した最大o(N)個のインデクス以外は、元のクラスタにインデクスを分割する。]
[0083] IIクラスタ毎にユーザの選好の確率モデルを求める手法
レーティング空間



を跨り、真のユーザ選好を表すアイテム{X1,…,Xm}に関連付けられたm個のランダム変数の組が存在しているものとする確率論的手法を採用する。ユーザu毎に、レーティング・ベクトルru=(r1(u),…,rm(u))の形式でそのレーティングを検討する。前述のレーティング・ベクトルは、アイテムX=(X1,…,Xm)〜P(・)全ての多変量法則のサンプルとみなされる。ユーザは、前述の法則をサンプリングすることにより、アイテム(映画)をレーティングする。]
[0084] 前述の段階で、観測されたレーティング・ベクトルが不完全であるということに留意することが重要である。よって、本願の手法の1つの目的は、欠落しているユーザ評価を予測することである。回避策として、レーティング空間において追加状態(すなわち、観測されていない状態0)を挿入することにする。レーティング空間は



になる。]
[0085] H(u)により、ユーザuによってレーティングされるアイテムの組を表す。]
[0086] よって、H(u)は、ユーザuの履歴とみなし得る。]
[0087] 解く問題は以下の形式を呈する。すなわち、特定のユーザuについて、不完全レーティング・ベクトルruを前提として、マーク(又はレーティング)



を、観測されていないアイテムiが得る確率を求めなければならない。前述の確率は



で表す。]
[0088] その場合、Mu(i)に対して、提案された予測



Mu(i)の形式が与えられる。]
[0089] がσuiの推定値であり、ランダム変数εは、



を、その確率分布関数として有する。その場合、その期待値



は、アイテムiにユーザuによって割り当てられたマーク(レーティング)の予測とみなし得る。前述の推定子は、二次誤差関数(又はRMSE)を最小にする。]
[0090] 観測されたレーティング・ベクトルを使用して、P[Xi=l]を推定する経験的確率



(l∈Rである)、及びP[Xi=li及びXj=lj]を推定する結合確率
観測されたレーティング・ベクトルを使用して、P[Xi=l]を推定する経験的確率



を構築する。レーティングされていないアイテムiの可能性を考慮に入れる。その場合、{r1,…,rn}を入力として、前述のいわゆるChow−Liuアルゴリズムなどのアルゴリズムを実行した場合、最善のツリー法則推定値Tが求められる。]
[0091] 次いで、特定のユーザu及びレーティングされていない特定のアイテムiについて、



を求めなければならない。VA及びIにおけるAの余を表すために表記



を使用して、(Vi)i∈Aを表せば、



がセットされる。]
[0092] しかし、



空間Rに及ぶ確率分布を表す。よって、観測されていない状態をなくし、



を求める必要がある。このことは、0を「回避して」ランダム変数を考慮に入れることによって容易に行うことが可能である。すなわち、



になる。]
[0093] これは、



を定義する自然なやり方である。σuiが式(1)の形式を有するからである。本願の手法を完全に表すために、式(2)の計算の効率的なやり方を以下に表す。]
[0094] 関心のアイテムi以外の、ユーザuによって観測されないアイテムの組に対してツリー法則を周辺化する必要がある。それを行うために、ツリーの周辺部で開始する。観測されていないアイテムjがTにおけるリーフの場合、Tの公式



において、1つの因子



のみに現れる。ここで、π(v)は、ツリーTにおけるノードvの親を表す。したがって、xjに対して、Tを容易に積分することが可能である。限界結合法則(marginal joint laws)の無矛盾性



により、{X{j}}の結果として生じる限界法則(marginal law)は式(4)と同じ形式を有することになり、唯一の相違点は、従属関数



が、枝刈り後のツリーT−{j}に対応するものと置き換えられるという点である。前述の枝刈り処理を繰り返すことにより、H(u)に属するアイテムの組によって「取り囲まれた」アイテムiを含むサブツリーが得られる。しかし、前述のサブツリーは特定のケースを示す。前述のサブツリーの「内部」(すなわち、リーフでないノード)が、観測されていないアイテムを含むが、レーティングされたアイテムも含み得る。前述のツリーを得ると、実際の周辺化を続けることは困難になる。解析手法は、一般公式(4)の場合、実現可能でないと思われる。よって、上記問題に別のやり方で対処するために、新たな手法が使用される。]
[0095] 前述の新たな手法は非常に単純である。]
[0096] を求めたいので、Tにおけるアイテムの限界結合法則、及び対単位の結合法則が、レーティングされたアイテムに対して、反復手順において一度に一アイテムが条件付けされる。各ステップでは、ツリーにわたり、「条件付け」が伝播される。しかし、マルコフ特性が理由で、前述の手順をツリー全体に適用しなくてよい。レーティングされたアイテムをリーフとして有し、レーティングされたアイテムをその「内部」内に含まない関心アイテムiを含むサブツリーに対してそれを行えばよい。]
[0097] 前述のサブツリーを特徴付ける別のやり方は、(必然的にリーフである)レーティングされたアイテムから関心アイテムiへのパスが何れも、レーティングされたアイテムを他に含まないという点である。前述のサブツリーを求めることは困難でない。iに対応するノードから開始してツリー・サーチを行い、レーティングされたノードに遭遇すると直ちにこのツリーの探索を停止すればよいに過ぎない。前述のサブツリーをT*で表すものとする。前述の手順の最後に、厳密に、サーチされた条件付確率を見つけている。単一のノードでなく、fからの最長チェイン上の観測されていないノード全てを除去するなどの、このアルゴリズムに対するわずかな改良をもたらすことが可能である。しかし、最悪のケースの複雑度はおおよそ同じ状態に留まる。すなわち、アイテムの数では二次であり、マーク(又はレーティング)の数は線形である。]
[0098] 同じ手順を用いてT*,XFのリーフの限界法則を計算することも可能である。]
[0099] 各反復で、更に1つ多いリーフに対する条件付法則を求めるので、



と書くことは意味をなす。ここで、φ=|F|である。T(XF)を1に初期化し、主ループでは、現在のリーフの現在の法則で乗算することにより、更新し続ける。]
実施例

[0100] よって、ユーザ選好の確率論的モデルは、ユーザの各クラスタについて求める(Iに表した手法によって求める)ことが可能である。]
权利要求:

請求項1
コンテンツを記憶することができるユーザの通信機器(CE)が結合された通信ネットワークに接続されたネットワーク機器(CS)の制御装置(D)であって、i)少なくともユーザ情報から収集物のコンテンツのそれぞれの人気度を求め、少なくともその求められたコンテンツ人気度から前記収集物のコンテンツ毎の複製の数を求めるよう構成された第1の解析手段(A1)、及び/又は、ii)コンテンツ・レーティングからユーザのコンテンツ選好を求めるよう構成された第2の解析手段(A2)、並びに、iii)前記ユーザによる当該コンテンツへのアクセスを最適にするために、前記求められたユーザのコンテンツ選好、及び/又は、前記求められたコンテンツ複製の数から各コンテンツの前記複製を記憶するための位置を求めるよう構成された計算手段(CM)とを備える制御装置。
請求項2
請求項1記載の制御装置であって、前記第1の解析手段(A1)は、ユーザによるコンテンツの過去の使用、ユーザによるコンテンツの予測された使用、及び先行してアクセスされたコンテンツに対するユーザの評価のうちの少なくとも1つを含む情報群において選ばれたユーザ情報からコンテンツの収集物のそれぞれの人気度を求めるよう構成された制御装置。
請求項3
請求項2記載の制御装置であって、先行してアクセスされたコンテンツの評価及び/又はコンテンツの過去の使用に関するユーザ情報を含むユーザのレポートを受け取るよう構成された制御装置。
請求項4
請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の制御装置であって、前記第1の解析手段(A1)は、ネットワーク・トポロジに関する更なる情報からコンテンツの収集物のそれぞれの人気度を求めるよう更に構成された制御装置。
請求項5
請求項4記載の制御装置であって、前記ネットワーク・トポロジ情報は、少なくとも、ユーザ通信機器(CE)の記憶容量及び通信容量に関する情報を含む制御装置。
請求項6
請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の制御装置であって、前記第1の解析手段(A1)は、その求められたコンテンツ人気度から前記収集物のコンテンツ毎に前記ユーザから期待される同時コンテンツ要求の数を求め、ユーザ通信機器(CE)の記憶容量及び通信容量、並びに前記求められた同時コンテンツ要求の数から、選ばれた群の数における前記コンテンツの区分を求めるよう構成された制御装置。
請求項7
請求項6記載の制御装置であって、前記第1の解析手段(A1)は、少なくとも1つの選ばれたユーザ群の各ユーザの通信機器(CE)に複製を記憶しなければならないコンテンツを含む第1の群と、少なくとも1つの選ばれたユーザ群の一ユーザの通信機器(CE)に複製を記憶しなければならないコンテンツを含む第2の群と、少なくとも1つの選ばれたネットワーク機器(CTS)に複製を記憶しなければならないコンテンツを含む第3の群との3つの群におけるコンテンツの区分を求めるよう構成された制御装置。
請求項8
請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の制御装置であって、前記第1の解析手段(A1)は、前記ユーザ通信機器(CE)の記憶容量及び通信容量から、かつ、前記収集物の前記コンテンツ毎に前記ユーザから期待される同時コンテンツ要求の数の平均値及び分散から、可変数の群における前記コンテンツの区分を求めるよう構成された制御装置。
請求項9
請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の制御装置であって、前記第2の解析手段(A2)は、ユーザ・コンテンツ・レーティングから、クラスタへの前記ユーザの区分を求め、次いで、前記クラスタ毎のユーザ選好のモデルを求め、次いで、その求められたユーザ選好モデルから、各クラスタの各ユーザに関心がある可能性が高いコンテンツを求めるよう構成された制御装置。
請求項10
請求項9記載の制御装置であって、前記第2の解析手段(A2)は、前記ユーザ・コンテンツ・レーティングに対して最大尤度手法を施すことにより、各クラスタのユーザ選好モデルを求めるよう構成された制御装置。
請求項11
請求項10記載の制御装置であって、前記第2の解析手段(A2)は、統計モデルのクラスへの各クラスタの各ユーザ選好モデルを求めるよう構成された制御装置。
請求項12
請求項11記載の制御装置であって、前記統計モデルのクラスは「ツリー構造のマルコフ・ランダム・フィールド」と呼ばれる制御装置。
請求項13
請求項1乃至12のうちの一項に記載の制御装置であって、前記計算手段(CM)は、前記ユーザのうちの少なくとも一部について記憶される対象のコンテンツを通知する推奨を生成し、そのネットワーク機器(CS)から対応するユーザの前記通信機器(CE)への前記推奨の送信を要求するよう構成された制御装置。
請求項14
請求項1乃至13のうちの一項に記載の制御装置であって、前記計算手段(CM)は、そのネットワーク機器(CS)からその対応する求められた位置における各コンテンツの複製の送信を要求するよう構成された制御装置。
請求項15
コンテンツを記憶することができるユーザの通信機器が結合された通信ネットワークのネットワーク機器(CS)であって、前記請求項1乃至14のうちの何れか一項に記載の制御装置(D)を備えるネットワーク機器。
請求項16
通信ネットワークに結合された通信機器(CE)を有するユーザによる、コンテンツへのアクセスを最適化する方法であって、少なくともユーザ情報から収集物のコンテンツのそれぞれの人気度を求め、次いで、少なくともその求められたコンテンツ人気度から前記収集物のコンテンツ毎の複製の数を求める工程、並びに、コンテンツ・レーティングからユーザのコンテンツ選好を求める工程、及び、前記求められたコンテンツ複製の数及び/又は前記求められたユーザのコンテンツ選好から各コンテンツの前記複製を記憶するための位置を求める工程を含む方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
Yin et al.2016|Joint modeling of user check-in behaviors for real-time point-of-interest recommendation
Yin et al.2015|Modeling location-based user rating profiles for personalized recommendation
Cantador et al.2015|Cross-domain recommender systems
US9946733B2|2018-04-17|Visual localization method
TWI636416B|2018-09-21|內容個人化之多相排序方法和系統
US9292519B2|2016-03-22|Signature-based system and method for generation of personalized multimedia channels
US9414128B2|2016-08-09|System and method for providing content-aware persistent advertisements
US20160301747A1|2016-10-13|Method and apparatus for distributing media content
US20170103343A1|2017-04-13|Methods, systems, and media for recommending content items based on topics
Levandoski et al.2012|Lars: A location-aware recommender system
CN103069415B|2016-10-26|用于图像处理的计算机实施的方法、计算机程序产品和计算机系统
Liu et al.2010|Online evolutionary collaborative filtering
Sizov2010|Geofolk: latent spatial semantics in web 2.0 social media
US8654684B1|2014-02-18|Multi-platform video delivery configuration
Costa-Montenegro et al.2012|Which App? A recommender system of applications in markets: Implementation of the service for monitoring users’ interaction
US8924993B1|2014-12-30|Video content analysis for automatic demographics recognition of users and videos
Takacs et al.2008|Outdoors augmented reality on mobile phone using loxel-based visual feature organization
Yan et al.2015|Unified youtube video recommendation via cross-network collaboration
Cheng et al.2013|Understanding the characteristics of internet short video sharing: A youtube-based measurement study
US9535938B2|2017-01-03|Efficient and fault-tolerant distributed algorithm for learning latent factor models through matrix factorization
CN102282804B|2015-08-12|自适应网络内容传送系统
US6775664B2|2004-08-10|Information filter system and method for integrated content-based and collaborative/adaptive feedback queries
Chatzieleftheriou et al.2017|Caching-aware recommendations: Nudging user preferences towards better caching performance
JP2014075150A|2014-04-24|個人化されたリソースをオンデマンドで消費者デバイスアプリケーションに広帯域ネットワークを介して提供すること
Lee et al.2007|MONERS: A news recommender for the mobile web
同族专利:
公开号 | 公开日
CN101897184B|2012-10-10|
JP5542688B2|2014-07-09|
US9473743B2|2016-10-18|
KR20100095444A|2010-08-30|
US20100274760A1|2010-10-28|
WO2009074558A3|2009-08-27|
KR101665542B1|2016-10-12|
CN101897184A|2010-11-24|
EP2229778A2|2010-09-22|
WO2009074558A2|2009-06-18|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-09-17| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110916 |
2012-12-21| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121221 |
2013-01-23| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130122 |
2013-03-26| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130325 |
2013-10-30| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131029 |
2014-03-01| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140228 |
2014-03-11| A911| Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20140310 |
2014-03-28| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-04-09| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
2014-05-15| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140507 |
2014-05-16| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5542688 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-05-16| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]